産地と食卓のあいだ

キャベツが1玉98円で並ぶとき、産地はいくら受け取っているか

手取りの内訳をたどる

桐島 沙英
小売価格98円のうち、生産者に渡るのはいくらか。答えは「その年による」だが、内訳の構造そのものは毎年ほとんど変わらない。

まず出荷にかかる費用がある。段ボール、予冷、トラック。これが小売価格の3割前後を占める年がある。

豊作のときほど差が開く

採れすぎた年は市場価格が下がる。ところが段ボールもトラックも安くはならない。固定費の比率が上がり、手取りは価格の下落幅より大きく減る。

「豊作貧乏」という言葉は、この構造を指している。

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  • 桐島 沙英

    ライター 桐島 沙英

    著者プロフィール 食と流通。市場と生産者のあいだで起きていることを、数字と現場の両方から。

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