橋の下から

踏切がひとつ消えると、通学路は400メートル伸びる

立体交差の裏側で起きていること

朝倉 蓮
開かずの踏切をなくす工事は、たいてい歓迎される。ただし踏切が消えた後の歩行者の動線は、事業計画にはほとんど書かれていない。

立体交差化の効果は「遮断時間の削減」で測られる。渋滞が減り、緊急車両が通れるようになる。ここまでは計画書に書かれている。

書かれていないもの

踏切が閉じられると、歩いて渡っていた人は最寄りの陸橋か地下道へ回る。距離にして200〜500メートル。自転車なら数分、小学生の徒歩なら10分近い。

この差は事業評価の指標に入っていない。入っていないものは、比較もされない。

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[制作スタッフ]

  • 朝倉 蓮

    ライター 朝倉 蓮

    著者プロフィール 都市とインフラを追う。土木施工の現場を7年経験したのち、書く側へ。

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